2016年12月
消費者物価
総務省が27日発表した11月の全国の消費者物価指数(CPI)は9カ月連続で下落が続いたそうです。原油高要因を除くと、物価の基調は弱いままで、政府・日銀が目指すデフレ脱却にはなお遠く、むしろ賃金上昇を伴わない「悪い物価上昇」が消費の重荷になる懸念が強まっているとのことです。
政府・日銀が目指す物価上昇率2%の目標は賃金の増加や需要の増加に支えられる「良い物価上昇」が前提ですが、今の状況が続けば、原油など原材料の価格上昇や円安によるコスト上昇主因だけで価格が上がる「悪い物価上昇」になりかねないそうで、しばらくは物価の動静から目が離せない展開が続きそうだとのことです。
今後の物価を占う上で見逃せないのが、トランプ次期米大統領の当選後の11月中旬以降から進む円安で、食料や衣類など生活必需品には輸入品も多く、また、原油価格は産油国の減産合意を受けて上昇し、価格上昇は店頭にも波及しており、国内のレギュラーガソリンの店頭価格は12月以降に上昇傾向が続く様子とのことです。
消費者が「悪い物価上昇」を、肌で意識する局面もいずれ出てくるかもしれないそうです。
2016年12月27日投稿
今週の気になる予定(12/26~1/1)
今週の気になる予定などを全国紙等より興味本位で抜粋しました。
12月26日(月) ・安倍首相、米・ハワイ訪問(〜28日)
真珠湾でオバマ米大統領と献花
12月27日(火) ・11月全国消費者物価指数・家計調査等(総務省等)
12月28日(水) ・官公庁御用納め,仕事納め
12月29日(木) ・特になし
12月30日(金) ・大納会(東京証券取引所ほか)
・サッカー全国高校選手権(〜2017年1月9日)
12月31日(土)(大晦日) ・年末ジャンボ宝くじ抽せん会
1月1日(日)元日(New Year’s Day)
・全日本実業団対抗駅伝(群馬県)
・サッカー天皇杯全日本選手権決勝(吹田スタジアム)
2016年12月26日投稿
冬至
昨日は冬至でした。北半球では最も昼の時間が短く、この日を境に日脚が伸び始めるため、古来「一陽来復(春の到来や凶事が去って吉事がふたたびもどって来ることをいう)」の別称があるそうです。わが国ではユズを浮かべた風呂に浸ったり、小豆入りのおかゆや煮たカボチャを食べたりして息災を祈る風習がありますね。
「冬至」は暦の上では冬の真ん中ですが、冷え込みはこれからが本番になる本格的な冬の始まりという意味合いもあるようですね。この言葉にはまた、時期的に、忘年会にクリスマス、さらに新年会と、相次ぐうたげがつづくことから、家族や気の置けない仲間と肩を寄せて語らう温かで穏やかなイメージが満ちているとも言われているそうです。
今夜から寒さが厳しくなる予報が出ています。宴会にお出かけの際には、十分な寒さ対策にお気をつけ下さい。
2016年12月22日投稿
インバウンド人気
旅行サイトが昨日、2016年の訪日外国人客(インバウンド)の人気上昇エリアランキングを発表しました。人気の上昇率がもっとも高かったのは香川県の「高松・さぬき・東かがわ」だったそうです。前年はトップ10圏外だったが、3年に1度開かれる「瀬戸内国際芸術祭」が外国人客を引き寄せたとのことでした。
外国語サイトを通じ、1月1日から12月31日までにチェックアウトする訪日客の予約人泊数を集計、前年同期と比べた伸び率からランキングを作成した結果、1位の「高松・さぬき・東かがわ」では、うるう年にお遍路を通常と逆方向から巡る「逆打ち」を行うと御利益が増すとの言い伝えも影響し、2016年の同エリアの宿泊予約は前年同期比3.4倍に増えたそうです。2位は「岡山市内」で、7月に台湾の格安航空会社(LCC)タイガーエア台湾が岡山-台北線を就航したことがけん引、訪日客は同3倍に伸びたとのことです。
この結果に対して、もともと絶対数の少ない昨年の訪日客数(分母)に、増加した今年の予約訪日客数(分子)を乗せれば、伸び率に関しては大きくなるのは当たり前で、それで人気度を測るのはいかがなものか?との意見もあるようですが、傾向として四国、中国地方へ訪日客の足が向いているという事実にはかわりなく、この結果は喜ばしい事ではないでしょうか。
2016年12月20日投稿
今週の気になる予定(12/19~12/25)
今週の気になる予定などを全国紙等より興味本位で抜粋しました。
12月19日(月) ・日銀金融政策決定会合(〜20日)
・米大統領選の選挙人による投票(トランプ氏を正式に選出)
12月20日(火) ・黒田東彦日銀総裁会見(日銀)
・イプシロンロケット2号機で放射線帯探査衛星打ち上げ
科学衛星「ERG」を搭載(鹿児島・肝付町)
12月21日(水) ・12月の月例経済報告(関係閣僚会議終了後、内閣府)
・2020年東京五輪バレーボール会場めぐる協議(東京都)
IOC・大会組織委・東京都・政府の4者
・3カ月予報(気象庁)
12月22日(木) ・政府主催の米軍北部訓練場返還式典(午後、沖縄県名護市)
アメリカ軍専用施設 沖縄県「北部訓練場」部分返還
・2017年度予算案、2016年度第3次補正予算案閣議決定(政府)
12月23日(金、祝日)
・天皇誕生日(一般参賀)
・サッカー
皇后杯全日本女子選手権準決勝(東京・味の素)
12月24日(土) ・サッカー
天皇杯準々決勝(神奈川・日産スタジアムほか)
12月25日(日) ・全国高校駅伝(京都(西京極陸上競技場発着))
・競馬有馬記念(中山)
2016年12月19日投稿
中国5県景況
全国紙より
日銀が14日発表した12月の企業短期経済観測調査(短観)によりますと、米大統領選でのトランプ氏勝利後の円安を背景に、自動車など製造業の景況感が回復し、また株高による資産効果で個人消費も上向く兆しが出ているそうです。(調査は11月14日から12月13日に中国地方の約800社に実施し、回答率は99.5%。)
製造業は自動車関連がけん引したそうで、円安による輸出の採算改善を背景に「自動車」が大幅改善し、自動車部品などを含む「非鉄金属」、「その他製造業」なども改善したそうです。「マツダ本社工場が高い稼働状態にあり、部品メーカーも同じ傾向にある」との声が聞かれたとのことです。
非製造業も改善。広島都心部を中心にオフィス需要が高まっていることを背景に「不動産」が大幅に改善したことが寄与したそうです。また株高による資産効果により、一部で消費が刺激され始め、時計店では「一時落ち込んでいた高級時計などの売り上げが足元では前年同月を上回るなど、需要が上向きつつある」とのことです
一方、先行きの景況は全産業で悪化を見込んでいるそうです。懸念材料の一つが原油高で、中国電力は「原油価格の上昇傾向が今後も続けば、17年3月期の業績悪化要因となる」と懸念しているとのことです。トランプ新政権の政策も注目されており、専門家によると「円安・株高進行など、マーケット面でのプラス効果は当面効いてくるだろう」としつつも「中長期的にみれば通商政策、グローバル貿易の方向性など不透明な部分が多い。地域経済に与える影響も含め、注視していく必要がある」と話しているそうです。
本当に先の読めない状況になっていると思いますね。
2016年12月15日投稿
「プレミアムフライデー」
経済産業省と経団連や小売りなどの業界団体は個人消費を喚起するため、毎月末の金曜日を「プレミアムフライデー」とする取り組みを来年2月24日から始めるそうです。企業が従業員に対して午後3時には仕事を終えるよう呼びかけ、長時間労働の是正など働き方改革にもつなげる考えだとのことです。
日本百貨店協会や日本チェーンストア協会、全国商店街振興組合連合会など15団体が参加。経産省と各団体が企業だけでなく商店街や自治体にも呼びかけて、具体的な方法を検討するそうです。 月末の金曜日に午後3時には仕事を終えて、買い物や食事に出かけてもらうことで低迷を続ける個人消費を盛り上げる狙いがあり、毎月末にイベントなどを開催することを想定しているとのことです。
すでに具体的な取り組みに向けて動き始めている自治体や企業もあるそうですがどうでしょうか?来年のカレンダーを見てみると、該当する日は3月が31日、4月は28日で29、30は祭日、日曜等で当日が実質月末となる日が多いですよね、日本の商習慣として仕事を早仕舞い出来るでしょうかね?
2016年12月13日投稿
今週の気になる予定(12/12~12/18)
今週の気になる予定などを全国紙等より興味本位で抜粋しました。
12月12日(月) ・「今年の漢字」発表(京都市・清水寺)
・アメリカンフットボール
日本社会人選手権 富士通 – オービック(東京ドーム)
12月13日(火) 特になし
12月14日(水) ・日銀短観(企業短期経済観測調査)
・サッカー FIFAクラブW杯準決勝
鹿島 vs アトレティコ・ナシオナル(南米代表)
12月15日(木) ・日ロ首脳会談(山口・長門市)
・トランプ次期米大統領会見(ニューヨーク)
・サッカー FIFAクラブW杯準決勝
レアル・マドリード vs クラブ・アメリカ(北中米カリブ海代表)
12月16日(金) ・日ロ首脳再会談(官邸)
12月17日(土) 特になし
12月18日(日) ・アメリカンフットボール全日本大学選手権
甲子園ボウル 関学大 – 早稲田(甲子園球場)
・サッカー FIFAクラブW杯決勝
・「ひろしま・ドイツクリスマスマーケット2016inグランドタワー」
(アーバンビューグランドタワー)
2016年12月12日投稿
中国5県11月の街角景気
全国紙より
内閣府が8日発表した11月の景気ウオッチャー調査(街角景気)によると、中国5県の現状判断指数は前月よりやや悪化したそうです。悪化は5カ月ぶり。鳥取県中部地震による観光業への影響や、米大統領選でのトランプ氏当選を受けた為替の急激な変動など、世界経済の先行きを懸念する声も目立つとのこと。
家計動向関連では「秋の行楽シーズンに発生した鳥取県中部地震により団体客のキャンセルや個人客の出控えなどの影響が出ている」(テーマパーク)など、地震による影響を挙げる企業が目立ったそうで、天候不順などによる「野菜相場の高騰で、客離れが起きている」(スーパー)との声も聞かれたとのこと。
先行き判断指数は、前月からいくらか改善し、クリスマスや忘年会などで個人消費は堅調に推移するとみているそうです。トランプ次期大統領に関し、企業からは「円安が輸出関連企業の業績回復につながる」(通信業)との声が聞かれる一方「世界経済を取り巻く環境には不安材料があり、日本経済への影響も読めない」(金融業)と、懸念する声も根強いとのことでした。
2016年12月9日投稿
カジノ法案賛否?
カジノを中心とした統合型リゾート(IR)を推進する法案(カジノ法案)が6日午後の衆院本会議で可決しました。参院での審議を経て早ければ9日にも成立する見通しとなっています。
衆院本会議でのカジノを中心とした統合型リゾート(IR)推進法案可決を受けて、地方経済のてこ入れにつながるとの期待も高まっているようで、県内へのIR誘致が実現すれば「全県的な観光業にプラスの効果がある」と期待を示す県もあるとのことです。
一方で、治安の悪化や青少年の健全育成への影響、ギャンブル依存症の増加懸念など負の側面も指摘されており、ギャンブル依存症の元患者らは「依存症の十分な対策が取られていない」と話しているそうです。
厚生労働省研究班の2013年の調査によると、国内でギャンブル依存症の疑いがある人は推計500万人強に上り、既にカジノが合法化されている韓国やシンガポールなどでも、依存症の対策が課題となっているとのことです。
2020の東京オリンピック後の開業に間に合わせるため急ピッチで進められたこの法案は、今後具体的な法整備が行われるのでしょうが、どのような形態で施行されるのか皆目見当がつきません。ただ、先行する海外のカジノビジネスを見るとすべてがバラ色というわけにはいかない様子で、世界大手も試行錯誤を続けているそうです。いづれにしても、前途多難である事は間違いないようですね。
2016年12月7日投稿
今週の気になる予定(12/5~12/11)
今週の気になる予定などを全国紙等より興味本位で抜粋しました。
12月5日(月) ・11月の消費動向調査(内閣府)
・宮島口の新しい桟橋の運用開始(廿日市市)
12月6日(火) ・特になし
12月7日(水) ・党首討論
安倍首相と民進党の蓮舫代表らが論戦
12月8日(木) ・11月の景気ウオッチャー調査(内閣府)
・サッカークラブW杯1回戦
鹿島 vs オークランド・シティー(ニュージーランド)(日産)
12月9日(金) ・日本カー・オブ・ザ・イヤ-発表
・国際宇宙ステーションへ無人補給機「こうのとり」6号機打上げ
(鹿児島県・種子島宇宙センター)
12月10日(土) ・ノーベル賞授賞式(ストックホルム、オスロ)
12月11日(日) ・「第4回とびしマーレ ~柑橘の海~ in下蒲刈」 開催
呉市とびしま海道 下蒲刈大津泊庭園(10:00~15:00)
2016年12月5日投稿
マスク着用の季節です
師走となり、いよいよ空気が冷たくなってきましたが、これからの季節気をつけたいのが風邪やインフルエンザですね。風邪(かぜ)は、正式には「風邪(かぜ)症候群」といって、上気道(鼻やのど)の急性炎症の総称、ウイルスが粘膜から感染して炎症を起こすため、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳、たん、発熱といった症状が起こるそうで、また、インフルエンザは、インフルエンザウイルスが鼻やのどの上気道などの粘膜に感染して起こる病気で、高熱や頭痛、筋肉痛や関節痛などの全身症状を起こすそうです。
対策の基本は「うがいと手洗い」で、帰宅したとき、手やのどについたウイルスを洗い流すことが大切なことです。しかし、それに加え、予防の上では睡眠中のケアが非常に大切なことだそうです。もっとも有効な対策は”保湿”で、「湿度が低く、空気が乾燥していると、風邪のウイルスも乾いて軽くなり、空中に浮遊して、鼻や口に入りやすくなります。また、湿度を50%以上に保つとウイルスの95%は活動できなくなります。」と専門家は説明しているとのこと。
マスクを着けて寝ると、呼気に含まれる水分によって、口腔内の湿度を高く保つことができるので、特に保湿しやすいガーゼのマスクがお勧めだそうです。
マスク着用で睡眠を今夜から、さっそく試してみましょうか?でも、息苦しさを感じる人も結構多いでしょうね。
2016年12月2日投稿