2018年11月
ベニマンサク
昨日、宮島の対岸、廿日市市大野町の「大野自然観察の森」でベニマンサク(広島県天然記念物)の紅葉を楽しんで来ました。ベニマンサクは生育する地域が限定されていて、本州では中部南西部、滋賀県、広島県の一部、四国の高知県と、飛び飛びで見ることのできる不思議な植物だそうです。
森の中にある「ベニマンサク湖」の湖畔を散策すると、所々にベニマンサクの丸いハート形の葉が美しく濃く紅葉しており、「もみじ」とは違った感動を覚えました。また、目を凝らして見ると星形をした小さな暗紫色の花も観察することができました。
森の入口にある、湖を一望できる「自然観察センター」では、野鳥の「ヤマガラ」の餌付けも体験できました。向日葵の種を手のひらにのせて餌入れ台のすぐ側で待っていると、かわいい「ヤマガラ」一羽が5~6メートル先の茂みから飛んできました。まず餌台に止まり、次の瞬間私の中指の先に移り向日葵の種をついばんで行きました。アッと言う間の出来事でしたが、小鳥の足の感触はしっかりと覚えています。思わず笑い出してしまいました。
開園間もなく入園したおかげで来園者もまだ少なく、静かな秋の自然をゆっくり、しっかりと味わう事ができた一日でした。
2018年11月12日投稿