2022年01月
でんさい用語集⑤「開示請求 / 開示情報」
ゴールが見えたかと思われたコロナとの戦いもオミクロン株の急激な感染拡大でまだまだ予断を許さない状況ですが、出来ることをやっていくしかないですね。
でんさい用語集とお送りしたシリーズも今回の第5弾で最終回となります。
最終回の今回は「開示請求」と「開示情報」についてのお話です。
でんさいは振出先である債務者が「発生記録」を行う事ででんさいを振出したり、受取った債権者は「譲渡記録」を行う事で、支払に充てたり、割引く事により資金化することになりますが、手形の場合、手形の券面を見れば金額や誰が誰にいつ振り出して、いつ資金化されるかが一目瞭然に分かりますが、でんさいの場合は取引金融機関(通常はインターネットバンキング手数料)を通じて「開示請求」をする事で、でんさいの内容である「開示情報」を見ることが出来ます。
「開示情報」には記録番号や発生日、支払期日、債権金額など債権情報の他に債権者情報や債務者情報、手形で言うと所の裏書人にあたる保証人情報が記載されています。
また、債権情報の中には強制執行記録の有無や信託記録の有無、譲渡制限の有無などがありますので、でんさいを受取った場合にはこちらもチェックが必要となります。
でんさい用語集②でお話ししたように債権者は5銀行営業日以内であれば単独で取り消すことが出来ますので、契約内容に相違がある場合にも安心です。
また、当社など割引業者ででんさいを割引く際にも「開示情報」が必要になります。
「開示情報」を提示して頂き、審査・お見積りを経て、契約、割引の実行といった流れになります。
手形の郵送やご持参の手間や時間がかかりませんので遠方やご多忙な方も手形より早く現金化することも可能です。
まだまだ聞きなれない言葉が多く、ご不明な点等も多いかと思います。
でんさいやでんさい割引に関するご質問などが御座いましたら是非三及までお問い合わせいただきます様、お願い致します。
2022年1月19日投稿
でんさい用語集④「支払不能/支払不能処分制度」
本日の広島市内は時より雪がちらつくとても寒い1日でした。
さて、でんさい用語集も第4弾として今回は手形で言う「不渡り」にあたる「支払不能」と「支払不能処分制度」についてのお話しです。
でんさいが振出先である債務者の資金不足等により支払期日に決済されない事を「支払不能」といいます。
支払不能事由は第0号から第2号まであり、その区別は手形のそれと概ね対応しています。
手形の不渡り事由は
第0号は形式不備、裏書不備、財産保全処分中、案内未着、依頼返却等
第1号は資金不足、取引なし
第2号は契約不履行、搾取、盗難、紛失、偽・変造等
となっております。
でんさいネットでも取引安全のため手形交換所の「不渡処分制度」と類似の「支払不能処分制度」が設けられており、でんさいが「支払不能」になると、でんさいネットに参加しているすべての金融機関に支払不能通知がなされるほか、同一債務者がでんさいの支払不能を6か月の間に2回生じさせると、当該債務者に対して取引停止処分が科せられ、当該債務者は、債務者としてでんさいネットの利用ができなるほか、でんさいネットに参加している金融機関との間の貸出取引が2年間禁止されます。
なお、手形交換所の不渡処分制度とは別の制度であり、手形の「不渡り」とでんさいの「支払不能」は別々にカウントされ、取引停止処分も各々で科せられますので注意が必要です。
2022年1月13日投稿
謹賀新年
あけましておめでとうございます。
本年も皆様にご満足頂けるサービスを心がける所存でございますので、何とぞ昨年同様のご愛顧を賜わりますよう、お願い申し上げます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
新年は本日1月4日より営業とさせて頂いております。
2022年は『壬寅(みずのえとら)』で、「壬」は「妊に通じ、陽気を下に姙(はら)む」、「寅」は「螾(ミミズ)に通じ、春の草木が生ずる」という意味があります。そのため「壬寅」は厳しい冬を越えて、芽吹き始め、新しい成長の礎となるイメージです。
コロナ禍から新たに動き出す明るい日々を期待させてくれます。
2022年も手形割引・でんさい割引をなど事業資金のことなら三及まで是非、お問い合わせください。
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2022年1月4日投稿