2016年12月
消費者物価
総務省が27日発表した11月の全国の消費者物価指数(CPI)は9カ月連続で下落が続いたそうです。原油高要因を除くと、物価の基調は弱いままで、政府・日銀が目指すデフレ脱却にはなお遠く、むしろ賃金上昇を伴わない「悪い物価上昇」が消費の重荷になる懸念が強まっているとのことです。
政府・日銀が目指す物価上昇率2%の目標は賃金の増加や需要の増加に支えられる「良い物価上昇」が前提ですが、今の状況が続けば、原油など原材料の価格上昇や円安によるコスト上昇主因だけで価格が上がる「悪い物価上昇」になりかねないそうで、しばらくは物価の動静から目が離せない展開が続きそうだとのことです。
今後の物価を占う上で見逃せないのが、トランプ次期米大統領の当選後の11月中旬以降から進む円安で、食料や衣類など生活必需品には輸入品も多く、また、原油価格は産油国の減産合意を受けて上昇し、価格上昇は店頭にも波及しており、国内のレギュラーガソリンの店頭価格は12月以降に上昇傾向が続く様子とのことです。
消費者が「悪い物価上昇」を、肌で意識する局面もいずれ出てくるかもしれないそうです。
2016年12月27日投稿
今週の気になる予定(12/26~1/1)
今週の気になる予定などを全国紙等より興味本位で抜粋しました。
12月26日(月) ・安倍首相、米・ハワイ訪問(〜28日)
真珠湾でオバマ米大統領と献花
12月27日(火) ・11月全国消費者物価指数・家計調査等(総務省等)
12月28日(水) ・官公庁御用納め,仕事納め
12月29日(木) ・特になし
12月30日(金) ・大納会(東京証券取引所ほか)
・サッカー全国高校選手権(〜2017年1月9日)
12月31日(土)(大晦日) ・年末ジャンボ宝くじ抽せん会
1月1日(日)元日(New Year’s Day)
・全日本実業団対抗駅伝(群馬県)
・サッカー天皇杯全日本選手権決勝(吹田スタジアム)
2016年12月26日投稿
冬至
昨日は冬至でした。北半球では最も昼の時間が短く、この日を境に日脚が伸び始めるため、古来「一陽来復(春の到来や凶事が去って吉事がふたたびもどって来ることをいう)」の別称があるそうです。わが国ではユズを浮かべた風呂に浸ったり、小豆入りのおかゆや煮たカボチャを食べたりして息災を祈る風習がありますね。
「冬至」は暦の上では冬の真ん中ですが、冷え込みはこれからが本番になる本格的な冬の始まりという意味合いもあるようですね。この言葉にはまた、時期的に、忘年会にクリスマス、さらに新年会と、相次ぐうたげがつづくことから、家族や気の置けない仲間と肩を寄せて語らう温かで穏やかなイメージが満ちているとも言われているそうです。
今夜から寒さが厳しくなる予報が出ています。宴会にお出かけの際には、十分な寒さ対策にお気をつけ下さい。
2016年12月22日投稿
インバウンド人気
旅行サイトが昨日、2016年の訪日外国人客(インバウンド)の人気上昇エリアランキングを発表しました。人気の上昇率がもっとも高かったのは香川県の「高松・さぬき・東かがわ」だったそうです。前年はトップ10圏外だったが、3年に1度開かれる「瀬戸内国際芸術祭」が外国人客を引き寄せたとのことでした。
外国語サイトを通じ、1月1日から12月31日までにチェックアウトする訪日客の予約人泊数を集計、前年同期と比べた伸び率からランキングを作成した結果、1位の「高松・さぬき・東かがわ」では、うるう年にお遍路を通常と逆方向から巡る「逆打ち」を行うと御利益が増すとの言い伝えも影響し、2016年の同エリアの宿泊予約は前年同期比3.4倍に増えたそうです。2位は「岡山市内」で、7月に台湾の格安航空会社(LCC)タイガーエア台湾が岡山-台北線を就航したことがけん引、訪日客は同3倍に伸びたとのことです。
この結果に対して、もともと絶対数の少ない昨年の訪日客数(分母)に、増加した今年の予約訪日客数(分子)を乗せれば、伸び率に関しては大きくなるのは当たり前で、それで人気度を測るのはいかがなものか?との意見もあるようですが、傾向として四国、中国地方へ訪日客の足が向いているという事実にはかわりなく、この結果は喜ばしい事ではないでしょうか。
2016年12月20日投稿
今週の気になる予定(12/19~12/25)
今週の気になる予定などを全国紙等より興味本位で抜粋しました。
12月19日(月) ・日銀金融政策決定会合(〜20日)
・米大統領選の選挙人による投票(トランプ氏を正式に選出)
12月20日(火) ・黒田東彦日銀総裁会見(日銀)
・イプシロンロケット2号機で放射線帯探査衛星打ち上げ
科学衛星「ERG」を搭載(鹿児島・肝付町)
12月21日(水) ・12月の月例経済報告(関係閣僚会議終了後、内閣府)
・2020年東京五輪バレーボール会場めぐる協議(東京都)
IOC・大会組織委・東京都・政府の4者
・3カ月予報(気象庁)
12月22日(木) ・政府主催の米軍北部訓練場返還式典(午後、沖縄県名護市)
アメリカ軍専用施設 沖縄県「北部訓練場」部分返還
・2017年度予算案、2016年度第3次補正予算案閣議決定(政府)
12月23日(金、祝日)
・天皇誕生日(一般参賀)
・サッカー
皇后杯全日本女子選手権準決勝(東京・味の素)
12月24日(土) ・サッカー
天皇杯準々決勝(神奈川・日産スタジアムほか)
12月25日(日) ・全国高校駅伝(京都(西京極陸上競技場発着))
・競馬有馬記念(中山)
2016年12月19日投稿
中国5県景況
全国紙より
日銀が14日発表した12月の企業短期経済観測調査(短観)によりますと、米大統領選でのトランプ氏勝利後の円安を背景に、自動車など製造業の景況感が回復し、また株高による資産効果で個人消費も上向く兆しが出ているそうです。(調査は11月14日から12月13日に中国地方の約800社に実施し、回答率は99.5%。)
製造業は自動車関連がけん引したそうで、円安による輸出の採算改善を背景に「自動車」が大幅改善し、自動車部品などを含む「非鉄金属」、「その他製造業」なども改善したそうです。「マツダ本社工場が高い稼働状態にあり、部品メーカーも同じ傾向にある」との声が聞かれたとのことです。
非製造業も改善。広島都心部を中心にオフィス需要が高まっていることを背景に「不動産」が大幅に改善したことが寄与したそうです。また株高による資産効果により、一部で消費が刺激され始め、時計店では「一時落ち込んでいた高級時計などの売り上げが足元では前年同月を上回るなど、需要が上向きつつある」とのことです
一方、先行きの景況は全産業で悪化を見込んでいるそうです。懸念材料の一つが原油高で、中国電力は「原油価格の上昇傾向が今後も続けば、17年3月期の業績悪化要因となる」と懸念しているとのことです。トランプ新政権の政策も注目されており、専門家によると「円安・株高進行など、マーケット面でのプラス効果は当面効いてくるだろう」としつつも「中長期的にみれば通商政策、グローバル貿易の方向性など不透明な部分が多い。地域経済に与える影響も含め、注視していく必要がある」と話しているそうです。
本当に先の読めない状況になっていると思いますね。
2016年12月15日投稿
「プレミアムフライデー」
経済産業省と経団連や小売りなどの業界団体は個人消費を喚起するため、毎月末の金曜日を「プレミアムフライデー」とする取り組みを来年2月24日から始めるそうです。企業が従業員に対して午後3時には仕事を終えるよう呼びかけ、長時間労働の是正など働き方改革にもつなげる考えだとのことです。
日本百貨店協会や日本チェーンストア協会、全国商店街振興組合連合会など15団体が参加。経産省と各団体が企業だけでなく商店街や自治体にも呼びかけて、具体的な方法を検討するそうです。 月末の金曜日に午後3時には仕事を終えて、買い物や食事に出かけてもらうことで低迷を続ける個人消費を盛り上げる狙いがあり、毎月末にイベントなどを開催することを想定しているとのことです。
すでに具体的な取り組みに向けて動き始めている自治体や企業もあるそうですがどうでしょうか?来年のカレンダーを見てみると、該当する日は3月が31日、4月は28日で29、30は祭日、日曜等で当日が実質月末となる日が多いですよね、日本の商習慣として仕事を早仕舞い出来るでしょうかね?
2016年12月13日投稿
今週の気になる予定(12/12~12/18)
今週の気になる予定などを全国紙等より興味本位で抜粋しました。
12月12日(月) ・「今年の漢字」発表(京都市・清水寺)
・アメリカンフットボール
日本社会人選手権 富士通 – オービック(東京ドーム)
12月13日(火) 特になし
12月14日(水) ・日銀短観(企業短期経済観測調査)
・サッカー FIFAクラブW杯準決勝
鹿島 vs アトレティコ・ナシオナル(南米代表)
12月15日(木) ・日ロ首脳会談(山口・長門市)
・トランプ次期米大統領会見(ニューヨーク)
・サッカー FIFAクラブW杯準決勝
レアル・マドリード vs クラブ・アメリカ(北中米カリブ海代表)
12月16日(金) ・日ロ首脳再会談(官邸)
12月17日(土) 特になし
12月18日(日) ・アメリカンフットボール全日本大学選手権
甲子園ボウル 関学大 – 早稲田(甲子園球場)
・サッカー FIFAクラブW杯決勝
・「ひろしま・ドイツクリスマスマーケット2016inグランドタワー」
(アーバンビューグランドタワー)
2016年12月12日投稿
中国5県11月の街角景気
全国紙より
内閣府が8日発表した11月の景気ウオッチャー調査(街角景気)によると、中国5県の現状判断指数は前月よりやや悪化したそうです。悪化は5カ月ぶり。鳥取県中部地震による観光業への影響や、米大統領選でのトランプ氏当選を受けた為替の急激な変動など、世界経済の先行きを懸念する声も目立つとのこと。
家計動向関連では「秋の行楽シーズンに発生した鳥取県中部地震により団体客のキャンセルや個人客の出控えなどの影響が出ている」(テーマパーク)など、地震による影響を挙げる企業が目立ったそうで、天候不順などによる「野菜相場の高騰で、客離れが起きている」(スーパー)との声も聞かれたとのこと。
先行き判断指数は、前月からいくらか改善し、クリスマスや忘年会などで個人消費は堅調に推移するとみているそうです。トランプ次期大統領に関し、企業からは「円安が輸出関連企業の業績回復につながる」(通信業)との声が聞かれる一方「世界経済を取り巻く環境には不安材料があり、日本経済への影響も読めない」(金融業)と、懸念する声も根強いとのことでした。
2016年12月9日投稿
カジノ法案賛否?
カジノを中心とした統合型リゾート(IR)を推進する法案(カジノ法案)が6日午後の衆院本会議で可決しました。参院での審議を経て早ければ9日にも成立する見通しとなっています。
衆院本会議でのカジノを中心とした統合型リゾート(IR)推進法案可決を受けて、地方経済のてこ入れにつながるとの期待も高まっているようで、県内へのIR誘致が実現すれば「全県的な観光業にプラスの効果がある」と期待を示す県もあるとのことです。
一方で、治安の悪化や青少年の健全育成への影響、ギャンブル依存症の増加懸念など負の側面も指摘されており、ギャンブル依存症の元患者らは「依存症の十分な対策が取られていない」と話しているそうです。
厚生労働省研究班の2013年の調査によると、国内でギャンブル依存症の疑いがある人は推計500万人強に上り、既にカジノが合法化されている韓国やシンガポールなどでも、依存症の対策が課題となっているとのことです。
2020の東京オリンピック後の開業に間に合わせるため急ピッチで進められたこの法案は、今後具体的な法整備が行われるのでしょうが、どのような形態で施行されるのか皆目見当がつきません。ただ、先行する海外のカジノビジネスを見るとすべてがバラ色というわけにはいかない様子で、世界大手も試行錯誤を続けているそうです。いづれにしても、前途多難である事は間違いないようですね。
2016年12月7日投稿
今週の気になる予定(12/5~12/11)
今週の気になる予定などを全国紙等より興味本位で抜粋しました。
12月5日(月) ・11月の消費動向調査(内閣府)
・宮島口の新しい桟橋の運用開始(廿日市市)
12月6日(火) ・特になし
12月7日(水) ・党首討論
安倍首相と民進党の蓮舫代表らが論戦
12月8日(木) ・11月の景気ウオッチャー調査(内閣府)
・サッカークラブW杯1回戦
鹿島 vs オークランド・シティー(ニュージーランド)(日産)
12月9日(金) ・日本カー・オブ・ザ・イヤ-発表
・国際宇宙ステーションへ無人補給機「こうのとり」6号機打上げ
(鹿児島県・種子島宇宙センター)
12月10日(土) ・ノーベル賞授賞式(ストックホルム、オスロ)
12月11日(日) ・「第4回とびしマーレ ~柑橘の海~ in下蒲刈」 開催
呉市とびしま海道 下蒲刈大津泊庭園(10:00~15:00)
2016年12月5日投稿
マスク着用の季節です
師走となり、いよいよ空気が冷たくなってきましたが、これからの季節気をつけたいのが風邪やインフルエンザですね。風邪(かぜ)は、正式には「風邪(かぜ)症候群」といって、上気道(鼻やのど)の急性炎症の総称、ウイルスが粘膜から感染して炎症を起こすため、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳、たん、発熱といった症状が起こるそうで、また、インフルエンザは、インフルエンザウイルスが鼻やのどの上気道などの粘膜に感染して起こる病気で、高熱や頭痛、筋肉痛や関節痛などの全身症状を起こすそうです。
対策の基本は「うがいと手洗い」で、帰宅したとき、手やのどについたウイルスを洗い流すことが大切なことです。しかし、それに加え、予防の上では睡眠中のケアが非常に大切なことだそうです。もっとも有効な対策は”保湿”で、「湿度が低く、空気が乾燥していると、風邪のウイルスも乾いて軽くなり、空中に浮遊して、鼻や口に入りやすくなります。また、湿度を50%以上に保つとウイルスの95%は活動できなくなります。」と専門家は説明しているとのこと。
マスクを着けて寝ると、呼気に含まれる水分によって、口腔内の湿度を高く保つことができるので、特に保湿しやすいガーゼのマスクがお勧めだそうです。
マスク着用で睡眠を今夜から、さっそく試してみましょうか?でも、息苦しさを感じる人も結構多いでしょうね。
2016年12月2日投稿
トクホ
今年9月、特定保健用食品(トクホ)の粉末清涼飲料など一部の商品について、有効成分量が表示より少ないなどとして、トクホの制度開始以来初めて許可を取り消した問題を受け、消費者庁は30日までに、トクホの買い上げ調査を始めるなどの対策を発表したそうです。トクホは一度許可されれば更新の必要がないため、許可後も同庁が品質を把握できるようにするとのことです。
買い上げ調査は今年度から始め、抜き打ちで実施し、また事業者には年1回程度、第三者機関による成分量の分析を受けて結果を同庁に報告することを義務付けるそうです。 一方、この取り消し問題を受けてトクホの許可を得ている全事業者に求めていた有効成分量の調査結果が30日までに出そろい、同庁は販売中の商品全てで問題は無かったと発表したとのことです。
効果を過度に期待したことはありませんが、たまに、脂っこい物を食べた後にトクホのお茶など買うことがありますが、皆さんはどうでしょうか?
身近にサプリメントとトクホだけで食事を済ませる人もいますが、大丈夫なんでしょうかね?これは理解できませんね。
2016年11月30日投稿
今週の気になる予定(11/28~12/4)
今週の気になる予定などを全国紙等より興味本位で抜粋しました。
11月28日(月) ・プロ野球年間表彰式NPBアワーズ(東京)
・経済協力開発機構(OECD)
[世界経済見通し」
11月29日(火) ・働き方改革実現会議(首相官邸)
・10月家計調査(総務省)
・Jリーグ
チャンピオンシップ決勝第1戦 浦和 – 鹿島(カシマ)
・FIFA U-20女子ワールドカップ準決勝(パプアニューギニア)
11月30日(水) ・臨時国会会期末
12月1日(木) ・ロシア・プーチン大統領、年次教書演説
・2016ユーキャン新語・流行語大賞発表
・ゴルフ 日本シリーズJTカップ(〜4日、東京よみうりCC)
12月2日(金) ・神戸ルミナリエ(〜11日、兵庫・神戸市)
・柔道 グランドスラム東京大会(〜4日、東京体育館)
12月3日(土) ・岸田外相ロシア訪問
・Jリーグ
チャンピオンシップ決勝第2戦 浦和 – 鹿島(埼玉スタジアム)
・FIFA U-20女子ワールドカップ決勝(パプアニューギニア)
12月4日(日) ・イタリア 憲法改正是非問う国民投票
・オーストリア大統領選やり直し決選投票
・Jリーグ
J1昇格プレーオフ決勝 岡山vsC大阪
・福岡国際マラソン(平和台陸上競技場発着)
・広島YMCAファミリークリスマス
2016年11月28日投稿
インフルエンザ
広島市は昨日、インフルエンザが流行入りしたと発表したそうです。昨年は年明けだったから今年は8週間早く、ここ5年間で最速とのことです。
手洗い、うがいなどの感染予防対策の徹底を呼び掛けているそうです。
みなさんも気をつけて下さい。
2016年11月25日投稿
秋の積雪
昨日関東甲信地方の広い範囲で雪が降りました、東京都心では11月として54年ぶりの初雪と、1875年(明治8年)の観測開始以来初の積雪を観測したそうです。晩秋の珍事をもたらしたのは、温暖化や気候変動の異常気象の現象ではなく、たまたま重なった複数の気象条件だったとのことです。
雪の要因はまず北からの寒気。シベリアにある高気圧が平年より発達しており、真冬並みの強い寒気が北日本にかけての地域に吹き出していたこと。さらに21日ごろから、偏西風が日本の上空で大きく南に蛇行し、寒気の南下を一層促したこと。そしてその結果、気象庁によると、関東上空1500メートル付近の大気は24日午前9時時点で氷点下4.4度、前日の同時刻から約6度下がり、雪が降る目安の氷点下3度を下回ったそうです。加えて、伊豆諸島付近を東に進んだ「南岸低気圧」が大量の水分を供給し、雪を降らせたとのことです。
専門家によると寒気の南下や南岸低気圧といった条件がたまたま重なったとの見方だそうです。ここのところ異常現象がさまざまな場面で現れていますから、少し心配な面はありますね。
2016年11月25日投稿
地域密着型金融機関の責務
全国紙の記事より。
地域銀行の重要な使命は、地域密着型金融(リレーションシップバンキング)という言葉に象徴されるように、その地域で経済活動を営む中小・中堅企業への金融的なサポートを通じて、顧客企業を地域活性化の担い手へと育成することにあるが、しかし、規模の小さな顧客のニーズを的確に把握して、それに合ったきめ細かな金融サービスを提供する業務は時間、コストがかかりすぎるという理由から敬遠される懸念が生じることも確かであるとのこと。
事実、現状でも銀行が中小企業のニーズに合った金融サービスを提供していない事例が金融庁の委託調査で報告されており、金融庁は金融機関が企業の事業性評価に基づく融資や、企業の経営改善・生産性向上などの支援に積極的に取り組んでいるのか、実態を把握しようとしているそうです。
そのために金融庁が委託した調査結果が「金融機関の取り組みの評価に関する企業アンケート調査」としてまとめられたとのことです。(アンケートの調査対象は従業員20人以下の小規模企業で、有効回答数は約2450件)
それを要約すると、地域金融機関は、リスクを極力回避した保守的な融資業務を中心に据えた伝統的なビジネスモデルに固執しており、地域企業が求めるニーズに対応できていない。地域金融機関にとっての喫緊の課題は、地域企業が真に必要としている情報提供を含めたコンサルティング業務を重視したビジネスモデルへの転換だそうです。
そして、「 企業のニーズに応えた金融サービスの提供は、地域企業の生産性を向上させ、地域の活性化にも寄与することになる、まず自らのビジネスモデルを吟味して再構築することが地域密着型金融機関としての責務であろう。」と締めくくってありました。
我々金融業者のこれからのビジネスモデルがどうあるべきか?考えさせられました。
2016年11月22日投稿
今週の気になる予定(11/21~11/27)
今週の気になる予定などを全国紙等より興味本位で抜粋しました。
11月21日(月) ・10月貿易統計
11月22日(火) ・特になし
11月23日(水)(祝・勤労感謝の日)
・インターナショナルチャリティーラン(広島YMCA)
11月24日(木) ・感謝祭(米国=NY市場は全て休場)
・年末ジャンボ、年末ジャンボミニ1億円、年末ジャンボプチ1000万発売
11月25日(金) ・10月の全国消費者物価指数
・GPIFが16年度第2四半期運用実績を公表
11月26日(土) ・特になし
11月27日(日) ・JリーグJ1昇格プレーオフ準決勝
2016年11月21日投稿
最適な睡眠時間
最適な睡眠時間について、110万人以上を対象にした最近の米国の調査では、6年後の死亡率が最も低かったのは6.5~7.4時間眠っていた人たちで、睡眠時間が短くなるほど、また逆に長くなるほど相対的な死亡リスクが上昇しているそうです。
約4400人の日本人男性を対象にした日本のある大学の調査では、睡眠時間が6時間以下の人は7~8時間の人に比べて8年後の死亡率が2.4倍高くなっていたという結果から、寝すぎも良くないが、睡眠不足がそれ以上にいけないのは言うまでもないとのことです。
専門家によると多少の個人差はあるが、成人にとって最適な睡眠時間は6時間から8時間。これは人種や時代が違っても変わらないそうです。
最適な睡眠時間は個人差があると聞くと、自分に最適な睡眠時間を知りたくなりますが、しかし、睡眠時間は意識的にコントロールできるものではなく、同じ人でも、夏と冬では睡眠時間が30分ほど変わるケースも少なくないそうで、また、日によっても必要な睡眠時間は微妙に変わってくるとのことです。
「睡眠時間をコントロールしたいという気持ちは分かりますが、厳密に管理しようとしても健康を害するだけ。朝起きる時間だけしっかり決めて、就寝時刻は自然に任せるのが一番です。」と専門家はアドバイスしているそうです。
要するに、眠くなったら寝て起床時間はしっかり守り、その結果睡眠時間が6~8時間であればベストということですね。
2016年11月18日投稿
年金制度ランキング
米コンサルティング会社まとめた2016年度の年金制度の国際ランキングで、日本は27カ国中26位にとどまったそうで、中国やインドより順位が低く、下にはアルゼンチンしかないとのことです。
同社は各国の年金制度を給付の「十分性」、制度の「持続性」、運営や透明性など「健全性」の3つを指数化して評価。高齢化が進む日本は、特に持続性の評価が低く、5段階で最低ランクだったそうです。首位は5年連続でデンマーク、加入者数の多さや給付水準の高さなどが背景にあるとのことでした。
実際に、日本の2人以上世帯の7割強が老後を心配する理由として「年金や保険が十分ではない」ことをあげているし、また、年金制度は04年に「100年安心」をうたった改革が実行されたはずですが、持続性への不安は払拭されていないようですね。実感します。
2016年11月16日投稿
今週の気になる予定(11/14~11/20)
今週の気になる予定などを全国紙等より興味本位で抜粋しました。
11月14日(月) ・7〜9月期GDP(国内総生産)速報値(内閣府)
・スーパームーン
11月15日(火) ・サッカーFIFAワールドカップ アジア最終予選
日本 – サウジアラビア(埼玉スタジアム)
11月16日(水) ・10月の訪日外国人数(日本政府観光局)
・フォーブス誌「世界で最も影響力のある人物」発表
11月17日(木) ・ボジョレ・ヌーボー解禁
・ユーキャン新語流行語大賞ノミネート発表
11月18日(金) ・安倍首相、トランプ米次期大統領と会談(ニューヨーク)
11月19日(土) ・APEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議(〜20日、リマ)
・商業施設「築地魚河岸」プレオープン(築地場外市場)
11月20日(日) ・TPP(環太平洋経済連携協定)首脳会合(リマ)
・プロ野球・日本ハム、優勝パレード(札幌市)
2016年11月14日投稿
美肌県
地元紙の朝刊より。大手化粧品会社による企画で女性の肌の美しさを47都道府県で順位付けした「ニッポン美肌県グランプリ2016」で、広島県が初めて1位となったそうです。
広島が1位の理由は、昨年の暖冬で乾燥などのダメージが抑えられたほか、春夏の降雨水量が多く「うっかり日焼け」が少なかったと分析。さらに首や肩の凝りを感じる人が全国で最も少なく「血液の巡りが良く、美肌につながっている」と説明しているとのことです。
同社が昨年9月~今年8月、全国の同社の店舗で集めた顧客の肌のデータを分析して、「美肌偏差値」を算出して順位をつけたそうです。
発表は今回で5回目となり、これまで島根が4年連続でトップとのこと。5年連続で中国地方から美肌県が選出されるということは驚きですが、我々が暮らすこの地方は肌にとって優しい環境に恵まれているという事でしょうかね。
2016年11月11日投稿