2026年09月
でんさいを資金化する方法とは?中小企業の資金繰りを改善する5つのポイント
企業経営において、売上が増えているにもかかわらず、手元の資金が不足する「資金繰り」の問題は決して珍しくありません。
特に、取引先から「でんさい(電子記録債権)」で支払いを受けている企業では、支払期日まで待たずに資金を確保したいケースがあります。
そこで選択肢の一つとなるのが、でんさいの資金化です。
この記事では、でんさいを資金化する方法と、それぞれの特徴について解説します。
でんさいとは?
でんさいとは、株式会社全銀電子債権ネットワーク(でんさいネット)が提供する電子記録債権です。
従来の紙の手形とは異なり、電子データによって債権を管理・譲渡できるため、手形の発行・保管・郵送などにかかる事務負担を軽減できます。
一方で、支払期日前に資金が必要になった場合には、別途資金化の方法を検討する必要があります。
でんさいを資金化する主な方法
代表的な方法として、次のようなものがあります。
1.支払期日まで待つ
最もシンプルなのは、支払期日まで待って入金を受ける方法です。
手数料などを抑えられる一方、支払期日まで資金を利用できないため、仕入代金や給与などの支払いに資金が必要な場合には対応できません。
2.でんさいを譲渡する
でんさいは一定の条件のもとで他者へ譲渡することができます。
取引先への支払いなどに利用できる場合がありますが、「すぐに現金が必要」というケースでは目的に合わないこともあります。
3.でんさい割引を利用する
支払期日前のでんさいを金融機関や専門事業者に割り引いてもらい、早期に資金化する方法です。
支払期日を待たずに資金を確保できるため、短期的な資金繰りの改善策として検討できます。
でんさい割引を利用する際のポイント
でんさい割引を検討するときは、単純に「早く現金化できるか」だけで判断するのではなく、以下の点を確認することが重要です。
- 資金化までに必要な期間
- 手数料・割引料
- 対象となるでんさい
- 必要書類
- 利用条件
- 自社の資金繰り計画との相性
特に重要なのが、資金化によって得られるメリットとコストのバランスです。
資金繰り改善には「必要なときに必要な資金を確保する」考え方が重要
資金繰りでは、資金が不足してから慌てて対応するよりも、今後の入出金を把握したうえで早めに資金調達方法を検討することが重要です。
例えば、
「今月の仕入代金の支払いが大きい」
「大型案件の入金が来月になる」
「売上はあるが、入金サイトが長い」
といった場合には、でんさいを含めた売掛債権の資金化を検討する余地があります。
まとめ
でんさいを受け取っている企業にとって、支払期日前に資金が必要になった場合、でんさい割引は資金繰り改善の選択肢の一つです。
ただし、利用条件やコストはケースによって異なるため、自社の資金繰り状況に合わせて検討することが大切です。
株式会社三及では、でんさい割引についてご相談を受け付けています。
「今月の資金繰りを改善したい」「でんさいを早期に資金化したい」など、資金繰りに関するご相談があれば、お気軽にお問い合わせください。
2026年9月28日投稿

